成熟した体、止められない性的欲求 (あお様) 私は、今年40歳になった。 もう、こんな年になってしまった…。 すっかりオバサンだな…と、少し落胆。 時の流れには逆らえないし別にイヤな事とは思わない。 でも、もっとステキな女性になっていたかった。 こんな体系になんかなっていたくなかった。 こんな生活をしていたくなかった。ためいきばかりの最近だ。 しかし、こんな最近の私の中で、ひとつの輝き、生きがいは…「彼」の存在。 週に一度の逢瀬は…カチコチに固まった私を解きほぐしてくれる愛欲に満ちた時間。 そのときだけ私は女になる。 年をとって、若い娘とは比べ物にならないほど崩れた裸体の私の全てを受け入れてくれる「彼」だけの腕の中で…。 もともといやらしいことが好き…。 表面には出さない、うちに秘めたドスケベ性は自分がよく知っている。 人生最後の恋の「彼」との出会い。 その「彼」との関係は、いたってノーマル。 そのノーマルな情事がこんなにもステキなものだと感じるのは、相性だとか運命だとか愛だとか…メンタル的オーガズムだと気恥ずかしながら確信している。 時には物足りなさを感じる。「もっと攻めて欲しい」「もっといやらしいシチュエーションで」などと思うこともある。 「彼」とのデートのあと、自慰で自分を満足させることもある。 さっきまで「彼」が入っていた部分を、わざとシャワーを浴びず帰宅し、 彼のぬくもりと匂いがしみついた部分を再び弄り…果てる…。こんな私だ。 昨日は、その週に一度の逢瀬の日だった。 昨日はいつになくいやらしい私だった。 少し屈めば胸元から谷間が見える服を着て…挑発。 彼は乳首をいっぱい攻めてくれた。こうして綴っている今も、乳首が少し痛いくらい。もちろん…局部も。 腰をいっぱい振り、彼に擦りつけた残痛だ。 欲を言えば…この痛みを感じているところをもう一度…今すぐにでも…「彼」の 舌で優しく舐めたおしてもらいたい…。 でも、無理。お互い別々の家庭を持っているから…。 そう、「彼」と私は俗に言うW不倫の関係。 だから…この残痛を逢瀬での愛し合った証として感じ、また自分で弄り果てるしかなく…、せつなく、また来週の逢瀬を待ちわびつつ、何度も何度も自慰を繰り返す私。 30代後半から不定期でやってくる発情期的性欲。 40歳になってから…そんな日々が続く。 私は、成熟した体をもてあましているのだろうか…。 「彼」を愛しているのに…他の男に激しく求められる妄想をすることもある。 アダルトビデオを見ながら自慰することもある。 生真面目な私は…それと裏腹にドスケベで、淫乱で… 顔が知られないと思うと 、アダルトサイトの2ショットチャットで 生画像を投稿し、見知らぬ男とで電話で喘ぎあったこともある。 バイブにはまり、あけてもくれても挿入していた日もある。淫女以外の何者でもない。 現実でイヤなことがあると逃げたくなる。 そして自慰をする。絶頂に達し、気持ちを静める。 オフィスで1人留守番になると制服のボタンをはずし胸を揉み、乳首を弄り喘ぐ… 。 応接室でパンティに手を入れる。グチョグチョになっている自分を慰め果てる…。仕事に戻る。 こんな40歳の私…。これから先、どうなるんだろう…。 ―――――終わり――――― 愛しの彼といつもより♡なHを 女性のための官能小説・目次 |