XX tea 3 少し時間が経ち、亜由美は慎也の様子を伺った。 「どう?何か変化あった?」 「分からないけどちょっと体が熱いような・・・。ワインのせいかな?」 「そう。あたしも飲んでみる」 亜由美も催淫剤入りのワインを飲むとベッドの上に乗り、慎也の体の上にまたがった。そしてバスローブを脱ぎ、下着姿になった。この日のために用意しておいたレースの黒のブラジャーとパンティ。 「いい眺めだよ・・・」 慎也は亜由美の体を見ると薄い布切れの下にあるものを思い浮かべて興奮した。さっきまでうなだれていた棒が視覚刺激によってムクムクと大きくなり始めた。 「脱いで見せてよ」 「まだだめ」 「えー?」 亜由美は慎也にまたがったままキスをした。唇を舐めながら慎也の口腔内に舌を進入させた。上あごの歯茎を舌でちろちろ舐め回した。 「ん・・・うぅ・・・」 くすぐったさと弱い刺激にもどかしさを感じて慎也は声を漏らした。 慎也が舌を突き出すと亜由美はそれを男性器に見立ててちゅうちゅう吸い上げた。二人の唾液が混ざり合い、滑らかになった唇で舌を摩擦する。慎也の唇の端から零れ落ちた唾液を亜由美は舐め取った。 「亜由美、エロい・・・」 「今日はたっぷりお仕置きしてあげるからね」 「こわ・・・手加減してくれよ」 慎也は両手足を縛られて行為に持ち込まれるのは初めてだ。違和感と恥ずかしさは大きいが、これから行われる亜由美のお仕置きに期待がない訳ではなかった。 亜由美は良いことを思いついた。 「・・・そうだ」 「何?」 「目隠しもしてみよう」 「えっ!?」 亜由美はバスルームからハンドタオルを持ってきて、慎也の目を覆うように巻き軽く縛った。 これで慎也は両手足と視覚が不自由になったことになる。 亜由美は満足そうに眺めた後、慎也の耳の裏や首筋など敏感な部分に息を吹きかけたり舌を這わした。 目が見えない分、聴覚と触覚が研ぎ澄まされる。 亜由美の舌が不規則的に肌の上を這うと、その度にゾクッとした刺激が慎也を襲う。亜由美は一体どんなエッチな表情をしているだろう。興奮の余り濡らしているだろうか・・・。いつもは愛撫する方なのに、今回は一方的にされている。 次はどこに口をつけられるか分からないし、縛られているために簡単に逃げることはできない。 慎也は制約のあるプレイに段々引き込まれて行った。さっきから全身が熱く火照っているのは気のせいではないようだ。特に下半身、すっかり立ち上がったペニスがじんじんと熱を帯びている。 慎也はこれに早く刺激を与えて欲しいと願った。亜由美が寝ている間、オナニーで射精寸前まで来ていたのに邪魔されてしまったので、今度こそは思いっきり出してしまいたい。またがっている亜由美の股間を刺激するようにピクピクと動かしたが、亜由美はそれには全く反応しない。慎也は亜由美にお願いした。 「これにも触ってよ」 「これ?」 「ちん○・・・」 亜由美はふふっと笑うと「ダメよ」と言われてしまった。 (うう・・・いつもならすぐにフェラしてもらえるのに・・・) 亜由美は慎也の乳首を舐め始めた。乳首がピンと立ち上がり、慎也の体が跳ねる。 「ちょ・・・くすぐったい!」 「我慢してね」 慎也は逃げようと上半身を動かしたが、亜由美は止めることなくしつこく舌先でちろちろと舐め回した。片手で空いている方の乳首を軽く押しながら先端に刺激を与えた。乳首の奥に埋まっている神経を刺激するように小刻みに動かした。 いつも自分でオナニーする時のように・・・、いつも慎也に弄られているように丁寧に愛情を込めて行った。 するとどうだろう。 くすぐったいだけだった感覚にもどかしい感覚が混ざり始めた。勃起した肉棒はさらに膨張し、耐え切れなくなると内側から透明な液体を垂れ流した。刺激がダイレクトにペニスに伝わってきて気持ちいい。慎也は股間を触って欲しくて堪らないのを必死で耐えた。男が乳首を弄られて感じるなんて恥ずかしいと思っていたが、今は低い声で喘いでしまう。 「あ・・・ぅ・・・・・」 男なんて、特に慎也は滅多に喘ぎ声を出さない。出すということは相当感じている証拠だろう。 亜由美は正直言うと、慎也が乳首を感じることができるというのは自信がなかった。 それは以前付き合っていた彼氏たちは乳首を触れることを嫌がったからである。 亜由美は慎也の新しい性感を見つけて喜んでいた。男性が女性を一方的に愛撫するだけで挿入の準備が整うのが分かった気がした。慎也が口をうっすら開けて声を漏らしながら感じている姿を見ていると、亜由美も自身の薄い生地の下着を湿らせていた。怪しい薬が効いてきたのか、体全体が火照ってきた。下着一枚を通して触れ合っている慎也の猛りを、今すぐにでも濡れている部分に入れてしまいたいと思った。しかしその前に、今日は慎也を思いきりイジめて奉仕してやろうと誓った。 「亜由美い・・・・・・はやく・・・」 慎也に切なそうな声で呼ばれると、亜由美は体から離れた。トランクスを見るとシミが広がっているのが見えた。 慎也は早く脱がされることを待ちわびていた。亜由美はトランクスに手をかけると、剛直に気を遣いながらそっと脱がした。 慎也の興奮を示すものは既にお腹につく位にピンと反り返っていて、トランクスが吸収し切れなかった先走りの跡が残っていた。慎也は縛られた状態で勃起していて情けなかったが、それ以上にこの高ぶりをどうにかして欲しいという気持ちでいっぱいだった。 (亜由美の口でいっぱいフェラしてもらいたい・・・) そんな慎也の気持ちを知っているのか、亜由美は意地悪く聞いた。 「触って欲しい?」 「うん」 ふぅーーーーっ・・・・・・ 欲情を主張している肉棒にそっと息を吹きかけた。 慎也は風を感じてピクリと反応する。 亜由美はワイングラスを持ってくると残っていたワインを高ぶりにちょろちょろかけた。マグマが噴き出る火口のように熱くたぎっていた部分が一瞬冷却される。 「冷たっ・・・!!何するんだよ」 「ワインかけたの」 「は?亜由美、暴走しすぎ・・・」 「誕生日だからいいでしょ?」 亜由美は今まではこの行為には少し抵抗があったのだが、慎也の睾丸を口に含んで優しく下で転がした。 縫い目に舌を這わせると、慎也は体をびくびくと震わせた。 (亜由美にこんなところを舐められている・・・) 慎也は隅々まで愛してくれる亜由美を心から愛おしいと思った。 亜由美は慎也の乳首を触りながら睾丸をさわさわ擦ると、慎也は再び鈴口から先走りを漏らした。それでも慎也の局部を触ろうとはしない。太股の内側を舐めたりして慎也をこれでもかと焦らしている。 亜由美は睾丸よりさらに後ろに手を伸ばし、敏感な粘膜を指で触った。 「こ、こら!そんなところ汚いだろ」 慎也は最も恥ずかしい部分を触られてのけ反った。 「別にお風呂は行ってるから大丈夫よ」 亜由美は気にせず続ると、表面を触る度にきゅきゅっと締まる。 「っ・・・・うぅ・・・・・・」 慎也は初めての刺激と快感に悶え始めた。 触ってもいないのに先走りがどんどん溢れ出す。 「なあ・・・俺もうやばい・・・お願いだからしてくれよ」 耐え切れなくなり亜由美に懇願した。 亜由美は慎也が長いこと望んでいた行為をすることにしてあげた。赤い液体によって濡らされた肉棒に口をつけた。 微かにアルコール臭がする。 「んっ・・・・」 慎也は身構えて快感を受け入れる準備を整えた。欲望の塊は既に爆発しそうな程張り詰めて、亜由美によって射精へ導かれるのを待っている。慎也はこれほどまで溜まっている精を吐き出してしまいたいと願ったのは久しぶりだった。 (やっぱりあの催淫剤が効いたのか・・・?) 感じる部分を探り当てると慎也はピクッと震わせて反応を示してくれる。先端のくびれを舌先でぐるりと一周舐め回す。ワインをすっかり舐め取ってしまうと、限界まで太くなった慎也を必死で咥えながら上下にストロークした。 ぐちゅ、ぐちゅ、ずちゅ、ずちゅ・・・ 自身の股間と亜由美の口によって奏でられる卑猥な音に酔いしれた。 やがて慎也は太股を閉じたり開いたりむずむず動かし始めた。 込み上げてくる精液を感じた。 段々動きがせわしなくなってくる。 「めちゃくちゃ気持ちいい・・・」 打ち震えている慎也のペニスを触っていると、そのうち亜由美は我慢できなくなり空いている手でこっそり秘所に触れてみた。予想通り、中から溢れ出した液体で入り口付近がびしょびしょになっていた。 潤みにそっと指を進入させていく。 ちゅくり・・・ 亜由美の細い指は簡単に吸い込まれて行った。自分で入れる瞬間は何とも言えない快感に襲われる。我慢できずに禁断の場所を弄ってしまう自分の欲望の強さ、そして少しの背徳感・・・ それらが入り交ざって、手淫はセックスとは別の興奮を掻き立てる。 亜由美は指で自分の体温を感じながら、入り口と奥の間を何度も往復させた。 「・・・んっ・・・」 同じく快感によって涎を垂らしているペニスを扱いながら、思わず声が漏れてしまう。 慎也は亜由美の艶かしい声を聞き逃さなかった。 「亜由美・・・もしかしてオナニーしてる?」 「触ってる・・・」 慎也は亜由美が自分でも触っていることを想像するとますます剛直に力が入った。 「ねえ、どんな風にしてるの?言ってみて」 「恥ずかしいよ・・・・・・」 亜由美はわずかに残されていた恥じらいによって躊躇った。 「今更恥ずかしがっても遅いよ。ね、知りたいな」 「言ったら引かない?」 「引くわけないよ。むしろ愛しくなるよ」 「ふふ・・・馬鹿ね」 亜由美は慎也の言葉で痴態を晒すことを決心した。 「指を入れてる・・・・・」 「へぇ・・・どこに?」 わざとらしく慎也が尋ねた。 「分かってるくせに・・・」 「俺見えないから分からないもん」 「どこって・・・女の子の穴だよ・・・」 「ふーん・・・。亜由美はいやらしいな。我慢できずに入れちゃったんだ?」 慎也に聞かれながらも、亜由美は股間に入れた指の動きを止められずにいた。慎也が自分の自慰姿を想像していると考えただけで奥から溢れ出してきた。ねとねとの指をピストン運動させたり、Gスポットをぐいぐい押した。慎也よりに先に達しないように注意が必要だ。 「気持ちいい?」 「うっ・・・うん・・・気持ちいいよぉ」 亜由美は口で慎也を締め付けながら摩擦し、片方の手でも竿の下の部分をしごいていた。絶妙な力加減とリズムで慎也をどんどん高ぶらせていく。いつもはフェラだけでは達しにくい慎也も、今日は薬のせいなのかこのまま放出してしまいそうだった。 「はぁはぁはぁ・・・」 息遣いが激しくなり、絶頂への階段を駆け上って行った。出来るなら最後は亜由美の膣(なか)でいきたい。しかしこの快感を中断させられるのは相当苦痛が伴うことだろう。 慎也は諦めて亜由美の手と口で最後を迎えることを決めた。擦られる度に快感が全身を駆け抜ける。尿道の奥の方から精液が込み上げてくるのを感じた・・・。その時、突然亜由美の動きが止まった。 「はい。ここまで」 「え?」 またもや寸前で中断されてしまった慎也は嘆いた。 「またお預けー?苛めかよ・・・」 亜由美は何も言わずに慎也の上にまたがった。そして剛直を握り、さっきまで自慰によってぐっしょり濡れている窪みに押し当てた。 「亜由美?」 ずずずっ・・・ そのまま腰を一気に沈めて咥えこもうとした。 「うぅっ・・・!」 直接亜由美の体を感じた慎也は快感のあまり身震いした。亜由美も同じく下腹部が慎也のもので一杯になり幸せを感じていた。 亜由美は慎也にしがみ付いて無我夢中で腰を振り続けた。自分でいいように慎也のものに擦り付ける。 「うぅ・・・はぁっ・・・」 体を動かすことのできない慎也は亜由美のされるがままになっていた。亜由美の潤滑液でペニス全体がぬるぬるした状態できつく締め付けられ、快感の中枢を刺激される。 「やばいって!ゴムつけなきゃ・・・俺、中で出しちゃうかも」 「ダメ・・・もうちょっと我慢して・・・」 亜由美はもはや自分の欲望の為だけに動いていた。 「もう無理!子供ができたら困るだろ・・・な?」 「うん・・・」 亜由美はその言葉で少し現実に戻され、きちんと避妊することにした。カバンからコンドームを出して、慎也の勃起したペニスに装着した。はちきれんばかりに膨張していて着けるのに一苦労した。 「きつそう・・・」 「あれだけ焦らされたからな。覚えておけよー今度仕返しするからな」 「あははっ。楽しみにしてるよ」 再び亜由美が腰を落とした。 さっきより多少感度は落ちるがそれでも十分気持ち良い。 「あたしより先にいったらダメだからね」 そう言いながら慎也の感じるように、目一杯締め付け、擦り上げて前後に激しく揺さぶった。 両手で自分の乳首を摘んで弄った。今日は最高の快感を得ようと心に決めた。 「んはぁ・・・・ん・・・・・」 「亜由美激しすぎ・・・」 亜由美は慎也の苦しそうな表情を観察していたが、そのうち自分も余裕がなくなってきた。 意識していないのに膣の奥がきゅきゅっと慎也を締め付ける。 慎也は黙って射精感に堪え続けていた。何としてでも亜由美より先にいくまいと。しかし手足を縛られ、自分で思うように体を操れない状態では限界があった。 亜由美は体を倒して慎也の乳首を口に含んだ。 ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・ぴちぴち・・・ちゅっ・・・ 舌先でピンと立ち上がった小さな先端を舐め回す。きゅーんとした刺激がペニスに走った。 「く・・・・う・・・・・・」 慎也はこの行為によって一気に追い詰められた。 (限界まであと数十秒といった所だろうか・・・) 荒い息をしながら必死に耐えていたがついに負けた。快感が頂点に達し射精中枢が刺激され、抑えていたものが放出されてしまった。 (うあぁ・・・出ちゃう・・・・・・・・) ぴゅっ・・・びゅびゅっびゅっ・・・・・・・・ 慎也は亜由美が激しく動く中で、黙って射精した。 亜由美はそんなことは知らず、慎也のペニスを奥まで押し当てながらオーガズムを迎えようとしていた。 「・・・イク・・イっちゃう・・・・!んん・・・・あぁぁぁ--------」 「うぉ・・・・お・・・」 亜由美の絶頂の声を聞くと慎也も小さな唸り声を上げた。 「はぁはぁはぁ・・・・・・・・慎也もイっちゃった?」 「うん・・・マジ気持ち良かった」 慎也は先に達してしまったことは黙っておいた。 少し休むと慎也が言った。 「さてと、次は俺の番だからな。またあの媚薬飲ませてやる」 慎也は亜由美に拘束を解いてもらうと、ワイングラスにたっぷりXXジュースを注いだ・・・。 ―――――終わり――――― 【あとがき】中途半端なところで終わってしまいましたm(_ _)mグッズサイトで媚薬(局部に塗るタイプのでしたが・・・)を 見ていて、本当に気持ち良くなるのかな?と考えていて、この話を思いつきました。 ←back ベッドでの「感じない」「潤えない」悩みを持つ女性へ。 女性のための官能小説・目次 |