the reverce side 名前変換
、悪いけどこれ、ホームルームが始まるまでに皆に配ってくれないか」
「分かりました」

 表情を変えぬまま静かにそう言って、俺が渡したプリントを受け取る彼女。
 頭に天使の輪が出来る程の艶々の黒髪、二重瞼の彫の深い目鼻立ち、すらりと長く伸びた手足、そのパーツが全て集まって形成する凛とした佇まいを感じさせる後ろ姿を俺は忙しいのも忘れて眺めていた。
 吹奏楽部でフルートを吹いている彼女を見た時、彼女の周りだけが草原になって、そよ風が彼女の髪を揺らしているような錯覚を覚えて眩暈がした。毎日ガキばっかり相手にしてて、人肌恋しくなったのかもしれない。 たかが17歳の小娘、しかも自分の生徒にこれ程見惚れることがあろうとは思いもしなかった。

 はうちのクラスで学級委員をしている。
 周りの女子よりも少し大人びていて、妙な落ち着きを感じさせられることがある。
だからそんな彼女に言われた時は、正直驚いた。教師生活をしていてこれ程驚いたことは初めてかもしれない。

「先生のことが好きです」
 白い頬を赤らめて、俯き加減になって今にも消え入りそうな声。放課後のシンとした教室でなければ聞き取れなかっただろう。
 たった一行の言葉を言うのに、どれ程の勇気を必要としたのかが想像できる。
 胸の奥を突き上げられるような愛しさが込み上げてきて、俺は生徒と交際することのタブーも忘れてを抱き締めていた。

                      ◇ ◇ ◇

 俺は28歳の生物教師。大学時代や社会人になってからもそれなりに恋愛を経験してきた。
 それが、と付き合うとなるとこの無様な有様は何だ。
 壊れ物を扱うようにするはずが、が初めてじゃないと知った時、何かに苛立ちをぶつけるように激しく抱いてしまった。
 彼女は前の男とはとっくに別れたと言ったのに。戦うことの出来ない相手に対してどうしろというのだろう。

  教師の表の仕事を終えた放課後。
 夕暮れの生物室で、俺は準備室に篭って明日の授業の材料を用意していた。
 校庭では陸上部が5人ずつ並んでダッシュをしているのが見える。
「先生?先生・・・?」
 教室の方からの声がする。
 ホームルームの前に『放課後、生物室に来て』とメールで呼び出しておいたのだ。
「おお。来たか」
 ドアを開けると、がほっとした表情をした。誰もいない生物室は女子にとっては少し不気味だろう。
 「どうしたんですか?」と尋ねたの腕を取り、準備室へと引き入れた。ビーカーや薬品が並び、独特の臭いが鼻をつく部屋。
 四角い木の椅子に座ると、腿の上にを座らせた。
 髪の毛からシャンプーの良い香りが漂ってきて、男の本能を刺激する。
「どうしたんですか?あたし部活があるんだけどー」
 が脚をぶらぶらさせながら尋ねる。まるで俺に呼び出されたのが不満だと思っているかのように。
「今週も部活の試合があって休めないからさ」
 俺は男子バドミントン部の顧問を任されている。大して強くもないうちの部だが、練習試合や地区予選などに出場したがる。
「そっか・・・。でも毎日学校で会ってるからいいよ」
 俺はとろくに話すことが出来ずに打ちひしがれてるってのに、彼女は何故こんなに落ち着いてられるのだろう。
「良くねえよ。話す時間だってほとんどないし。今日だっておまえはずっと隣の席の男とずっと仲良さそうに話してただろ」
 あのバスケ部の男、きっとのことを狙っているに違いない。
「あれはただの友達だよ。先生ってば、意外とヤキモチ焼き?」

 そう言われてかっと頭に血が上った。1%も否定できない。だから俺は卑怯な手段で彼女を制するしかない。
「誰のせいでこうなったと思ってるんだよ」
 の胸を後ろから鷲掴みにして揉んだ。
「きゃっ!何すんの!?」
 驚いて声をあげた彼女の口をさっと手で塞いだ。
「大声出すな。この時間帯だって廊下は人が通るんだからな」
「うー・・・」
 は何か反論するように俺の手の中で叫んでいたが、しばらくすると諦めたのかわざと隙を見せたのか、大人しくなった。手を離してやると、早速逃れようとした。
「もう部活行くからね!」
 立ち上がって歩き出そうとしたの制服を掴んだ。
「行かせない」
 「え?」と振り向いたの黒い瞳が一瞬目に入った。
 俺は荒々しく彼女の唇を奪った。女子高生の抵抗する力なんてたかが知れてる。
 唇の隙間から舌を差し入れて、の舌を激しく啜った。
 逃げようとする唇を優しくそして執拗に追い詰めると、彼女はやがて抵抗する力をなくした。カバンがどさりと音を立てて床に落ちた。
 も俺の舌に必死に絡みついてくる。
 ちゅっ・・・ぷちゅっ・・・・ちゅぱっ・・・・・・濃密な口づけが粘着質な音を奏で、俺の欲情を増幅させる。
「ふぅ・・・ん」
 唇を一瞬離す間に、彼女の口元から甘い吐息が漏れ出す。
 もう知らねーぞ。その声が俺を挑発してること分かってるんだろうな。
 ほら見ろ、キスしただけでもうこの有様だ。
 下半身に血液が勢い良く流れ込み、情けないことにズボンの中のものは荒れ狂っていた。やりたい盛りの少年じゃあるまいしと唇を噛むが、淫らな欲望は加速するばかりだ。
 蝶々結びのリボンをするっと外すと、ブラウスのボタンを外し始めた。
「先生・・・」
 うつろな瞳をしている彼女を抱きかかえて、机の上へ座らせた。
 ブラウスを脱がせると、彼女は両手を交差させて胸を隠した。
「やだっ・・・」
 桜色に染まった肌にしゃぶりつきたくなる。
 おいおい、今更何を恥ずかしがってんだよ。まあ、恥ずかしがる姿も激しく男心をそそるんだが。こんな準備室なんかで襲われたら無理もないか。
 白い首筋に唇をあてると、喉がゴクリと鳴った。そのままその場所に印を付けてしまいたい衝動を抑えて、胸元へと移動した。
 出来ることなら全身にこの想いを刻み付けたい。多感な年頃の少女に忘れられてしまわないように。

 彼女の胸を覆っている邪魔な布切れを取り払った。白くて形の良い胸の中心に、薄く色づいたの乳首が小さく尖って存在を主張している。
「好きだ、・・・」
 いきなり倒れて頭をぶつけないように、体を支えながらそっと倒していく。
肌が上気して体温が熱い。まだまだ経験は少ないはずなのに、俺を欲情させる力は未知数だ。
 秘密を探るようにあらゆる所に触れた。わき腹に舌を這わすと、「やっ・・・くすぐったい」と俺の欲望を煽るかのように体をくねらせる。
 壊してしまうかもしれない。彼女の一つ一つの動作が、声が、快感に歪む顔が、胸を震わせる。
 焦りを消すように俺はどんどん攻め立てる。
 柔らかなマシュマロのような胸をじっくり揉むと、次第に大人の女の表情を見せ始めた。唇が半開きになり、艶かしい吐息を漏らす。自分だけに見せてくれる顔にゾクゾクし、暴走しそうになる息子をなだめた。もうちょっと待ってくれよ。
先生のえっち・・・」
 は眉をゆがめて、今にも泣き出しそうになる苛められた子供のような目でこっちを見た。
「ああ、エッチだよ。男ってのはな・・・」
 教師だって普通の人間だ。普段は生徒をただの仕事相手だと割り切ってやっているが、ふと気を抜いた時に女子生徒の足をちらりと見てしまうことがある。しかし本人の生意気な性格を思い出し、大抵は気持ちが萎えてしまうが・・・。
 でもにあんなこと言われたら、どんな教師だって降参してしまうだろう。
  胸の中心の敏感な突起を指でくにくにと弄ると、は下半身をよじった。さらに舌先で転がすと、腰をもじもじさせてスカートの上からそっと手をあてたのに気付いた。別に直接触っている訳ではないのに、が一人でしている所を想像して、獣のように発情してしまった。
 あの中は今頃どうなっているんだろう?と脳内に卑猥な図が浮かぶ。
 ごめん、おまえが想ってくれていた男はこんな下劣なことを考えているどうしようもない男なんだ・・・。

 可愛らしい乳首を口に含み、舌で思うがままに転がす。いつまでも吸っていても飽きない位、彼女の体は美味しい。
「嫌か・・・?」
 ふと恐れていたことを口にする。
「別に・・・いやじゃないけど・・・こんな所で・・・」
彼女が本心を聞かせてくれる。
「悪い。俺ってダメ教師だよな・・・」
 すぐ終わらせるから、今だけは溺れさせてくれ。
 スカートの下へそっと手を忍び入れる。縦の窪みを触ると、そこは下着の上からでも分かる程潤んでいた。布越しに中指を押し当てては、さらに蜜を誘い出すように動かす。
使い物にならなくなったであろう下着を膝下までずり下ろした。
 俺の指は吸い付くように甘い管へと向かった。窮屈な入り口を抜けると、熱い洞窟へと指を進めた。もっと奥へと誘うように滑らかな襞が絡み付いてくる。そっと関節を曲げると、卑猥な音を奏でるように急所を攻め立てた。
「せんせ・・・ダメ・・・」
 恥じらいながらも、蜜壺はますます溢れかえり、秘裂がひくひく震えていた。
「めちゃくちゃ可愛い・・・。そういう表情もっと見せてよ」
「あっ、あっ・・・あぁっ・・・」
 は相当我慢していたのか高い声が急に漏れ出す。
 俺は彼女を抱えると、窓際にあった机の上へと運び、腰を下ろさせた。
 窓の外は赤く染まり、夕暮れの校庭の方からは、部活の練習をしている生徒の声が微かに聞こえる。
「やだっ・・・外から見えるよ!」
「大丈夫。こっちの方が暗いから外からはよく見えないよ」
 不安げに訴えているを落ち着かせるようにキスをした。甘い舌をじっくり味わう。 ベルトを外して下半身を露出させた。もう何度も体を重ねたはずなのに、は恥ずかしそうにこっちを見ようとしない。
「着けて・・ね・・・」
そっぽを向いたままが抑揚のない声で小さくつぶやく。
「心配するな。ちゃんと持ってる」
 どんな窮地に立たされた時でさえ、冷静でいられる彼女が凄いと思う。
 安物なのか、なかなか根元まで下がらないゴムに苛立ちを覚えながらも何とか取り付けた。
 張り詰めた先端を窪みに押し付けて、濡れた感触を楽しみながら弄んだ。
「ねぇ・・・早く・・・」
 早く欲しくて堪らないのか、それとも部活の時間が気になっているのかは分からないが、が焦れたように懇願する。分かったよ。くれてやるよ。
 足を大きく開脚させると、そそり立ったものを打ち込んだ。ゆっくりと俺の欲望は熱い体内へと飲み込まれていく。
「あぁ・・・ん」
 の体が大きく反り返る。まだ男を受け入れて間もないと思われる秘腔は、己をきつく締め上げてくる。この感触、堪らなく良い。

 俺は今、自分よりずっと経験の浅い小娘に翻弄されている。
 は喘ぎながらも俺から余裕を奪うように、体の奥深くで仕打ちを与えてくる。まるで初めての時のように、急速に高みへと連れて行かれそうな力を持っている。俺の中の彼女への気持ちがパンクしそうになっているせいなのかもしれない。心を伴うセックスの素晴らしさを、今改めて感じる。

 机がぎしぎしと軋み、無造作に置かれていたビーカーがカタンと音を立てて倒れた。しかし、それにも構ってられない。
「あっ・・・あっ・・・きもちいいよお・・・」
 はハスキーのかかった声で、俺の聴覚を刺激する。どんなにいやらしいポーズをとって喘いでいるAV女優もこの声には敵わない。遠慮がちに俺の股間に押し付けてくる彼女をもっともっと気持ちよくさせてやろうと誓った。彼女が望むなら、どんなものでも与えてやりたい。
「く・・・・うっ・・・」
 彼女は無意識のうちに動かしているのだろうか。昂ぶりを容赦なく締め付けられ、俺は顔を歪ませた。
 そろそろ限界が近いことをヒクつく先端は俺に警告する。奥歯を噛み締めながら、飢えと乾きを満たすようにの体を揺さぶった。
・・・好きだ、愛してる・・・」
 抑え切れなくなったこの思いをぶつけてしまう。
「あたしも好きだよ・・・先生」
 そう言って、森川は背中に爪を立てた。
「あああっ・・・いっ・・・ちゃうぅ・・・・・・」
 張りのある肉襞は複雑な動きを繰り返し、激しく収縮を起こしている。1ミリの隙間もない程ぴったりくっ付いてくるそれは、健気で彼女の真の強さを表しているようだった。
 これからもずっと、俺を掴んでいてくれ――。
 荒波を受けながら耐えに耐えていた俺は、猛スピードで打ち込んだ。
「俺もいくっ・・・」
 言い終わらないうちに、先端がドクンと脈打ちながら白濁が噴き出した。全てを注ぎ込むかのように、うねりが収まるまでの中で擦り続けた・・・。


 制服をきちんと整えるのを手伝うと、部活の前に疲れさせてしまった彼女の体を優しく抱いた。
「ごめんな・・・」
「ううん・・・でも、先生がこんなだとは思わなかったなぁ」
 乱れた髪を梳かしながら、苦笑いされてしまう。
「幻滅したか・・・?」
「そんなことないよ、何かね・・・あたしだけが裏の先生を知ってて嬉しいかも」
 はクールな表情を崩すと、はにかむように笑った。
 ああ、もそう思ってくれていたのか。これから長い時間をかけて、が卒業しても大人になっても、数え切れない程の秘密を共有していきたい。
「愛してる・・・」
 そう呟くと、を一際強く抱きしめた。

―――――終わり―――――

【あとがき】放課後の学校で好きな先生とエッチ・・・。考えただけでドキドキしますね(^^)体育倉庫で行ったらまた違った楽しみがあるでしょう。マットもありますしね(笑)

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