二人の部屋で 名前変換 (投稿: 下村和希様)
 秋も深まったある日。
 僕はガールフレンドのを誘って、峠のホテルに来ていた。
 ここのホテルは各部屋に電子レンジがついていて、ちょっとした自炊が楽しめる。
 料理好きのは、ちょっぴりごきげんモード。
 今日も『バナナはちみつ大福』を作るのだと言って大はしゃぎしている。
 後でサービスのホットコーヒーとで食べることにしよう。
 で、話は、本題に。
 今日も僕たちの話は、一機に口から胃を通って、ストーンと下に落ちていく。
 場は、ベッドの白いシーツの上。
「ねぇ、、もっと足を開いてごらん、気分がいいよ」
「いやぁよぉ、アカンベぇー」
 のかわいいアルトのかすれ声が心地良くひびく。
「つれないなぁ」
「だって、これ以上足を広げたら、お花の中が、全部見えちゃうもの」
「見てみたいなぁ、の全開チューリップ・・・」
「チューリップは、春の風物詩よ、季節はずれのお花見なんて、つまんないと思うけど」
「女の子のチューリップはフルシーズン満開さ」
「♪ひらいて〜♪ひらいて〜♪おねがいひらいて〜」
「ヤダわ、相変わらずの音痴節・・・・聞いてると狂い咲きしちゃいそう」
 が手で耳を押さえる。
「いいんじゃない、狂い咲きするのも」
 僕は両ひざに力をこめ、彼女の両足を左右に大きく押し広げた。
「あんッ、くんのイジワル男」
 が思わず涙声になる。
 僕は彼女の花弁にそっと、指をはわせた。
 の秘部はラブジュースで、ベタベタ。
 いつでも、スタンバイOKって感じだ。
 僕は指先で、クチュクチュと小さな花びらをもてあそぶ。
 「うふん」とが身をくねらせる。
「そんなにイイの?」
「あの部分がヒクヒクって感じ・・・オーバーヒートしちゃいそう」
 が小さくあえぐ。
「もっと、辱めてあげよっか」
 僕は、恥ずかしがる彼女を押さえつけ彼女の下腹部に顔をうずめた。
 チュパチュパ、ジュクジュク・・・・
 指と舌先で秘部を攻めまくる。
「あんッ、許して・・・・」
 の秘部から、トロトロとお汁が滴り落ちる。
、スケベ汁がいっぱい出てるよ」
「あ〜ん、もう、限界、くんにメロメロ・・・・」
 僕は情け容赦なく攻め続けた。
 快楽の波に翻弄されながら、やがて僕たちは一つになった。
 セックスの味を知ってから、彼女はちょっぴり美しくなったように思う。
 抱き応えがあるようで、うれしい。
 きっと、肌合いがいいのだろう。

 どれぐらい、時間が経っただろう。
 ベッドの上で、七転八倒・・・・激しい運動を楽しんだ僕たちは情事の後のシャワーを浴び、いつものようにテーブルについた。
「さぁ、ここから先は、の活躍の巻きで〜す」
 が素肌にエプロンを巻いてにっこり、微笑んだ。
 彼女がパン粉と牛乳を練っている間に、僕はコーヒーの準備をすることに。
 これがけっこう楽しい。
 秘伝のバナナはちみつ大福の作り方は、カクカクしかじか。
 (その一)おわんの中に、サランラップをひき、その中に牛乳少々で練ったパン粉を丸く広げる。
 (その二)中央にバナナとはちみつをのせる。
 (その三)サランラップの上をちゃきんにして、包み込み、小さなボールを作る。
 (その四)それをそのまま、おわんに入れて、電子レンジで5分チンする。
 たったこれだけで、おいしい『バナナはちみつ大福』の出来上がりである。
 は、とっても楽しそう・・・・
 恋人ができたら、おいしい手料理をごちそうするのが夢だったとか。
 僕でよければ、これからも、いろいろな夢を叶えてやりたい。
 仲良くいこう。
、コーヒーが入ったよ」
「こっちも、出来上がり・・・・食べよっか」
 夕日の差すホテルの小部屋。
 部屋の中には、はちみつの甘い匂いが漂っている。
 は、大好きなお菓子作りが出来て、ニコニコ顔。
 窓からの夕日を片頬で受けながら、二人して、バナナはちみつ大福をかじる。
「どう?」
「うまいよ」
「よかったぁ・・・また、作っちゃうもんね」
「僕は、タバコより菓子派の男だから、これからもヨロシク」
「あはっ、その一言、姫はめっちゃんこ嬉しゅうございます」
「じゃぁ、姫君、今日帰りに本屋へ寄りましょうぞ、電子レンジで出来るお菓子の本を、プレゼント致しましょう」
「うれしい・・・・わらわは、の介が大好きじゃー」
 の頬に真っ赤な夕日がぽってりと色を添える。
 スッピンなのにお化粧をしたみたいだ。
「じゃぁ、姫君、お礼にキスを一つ」
「あんっ、はちみつで口のまわりがベタベタになっちゃうわ」
「♪キスしてぇ〜、♪キスしてぇ〜、♪おねがいキスしてぇ〜」
「もう、くんってば、小さい時、パパやママにダダこねておもちゃ買ってもら ったでしょ」
「イエス・アイ・ドゥ」
「ねぇ、、僕に大人のおもちゃ・・・・買ってよ」
「もォ、ほんとに、お好きなんだから」
「そうそう、くんに耳よりな情報を一つ・・・・・週刊誌に載ってたんだけど、ぬるま湯で作ったカップヌードルに、アレを 突っ込んで、一人エッチすると、すっごく、いいんですって」
「ほう、耳寄りだね」
「でも、僕は、カップヌードルを見たら、食い気に走ってしまうからなぁ」
「ダッチワイフ(抱き人形)とかの方が、ぴったりきそうだな」
「それって、なんか、リアル・・・・・ヤキモチやきそう」
「じゃぁ、ダッチワイフがいらないように、もっとかまってよ」
 僕は目を閉じ、唇を突き出した。
 今日の夕日はいつになく赤い。
 
―――――終わり―――――

彼といつもより刺激的な♡エッチ

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