舐め犬との出会い 2 名前変換 
 の唇は、の手の指先から腕を通って脇の下をチロチロと舐めた。
「あっ…あぁん……」
 くすぐったさの他にも何か感じさせる刺激である。
 の体に鳥肌が立ち、体を捩じらせた。
 (へ、変よ…こんな所を舐められて感じてるなんて)
 のわき腹やお腹をさすったり、丁寧にマッサージしたり、彼女の全身をリラックスさせ、尚且つ官能を引き出させた。
 エステティシャンの手付きを連想させるマッサージは、とても心地良かった。
「ああ…気持ちいいです…」
 は目を閉じたまま呟いた。
「まだまだこれからですよ。これからさんの本当に感じるところを攻めていきますからね。覚悟しておいて下さい…」
 の言葉に、は期待に胸を膨らませた。
 (ああ、待ちきれない。来て…ここもあそこも舐めまわして…)
 の懇願するような顔つきを見て、は少し意地悪してやろうと考えた。
 乳房を下から上に持ち上げるように、揉みしだく。決して中心には触れないように。
 (これは柔らかくて気持ちいいぞ…)
 人妻の艶かしい裸を見て、興奮を抑えるのには忍耐が必要だが、彼には舐め犬としてのプライドがある。
 とことん焦らしてやることに決めた。
 弾力を確かめるように手で軽く押したり、円を描くようになぞったり、二つの白い球体を弄んだ。
 は中心への刺激を待ち望んで、体をくねらせる。
 (早く気付いて…触ってよ…)
 そんなを満足そうに眺めながらは胸のマッサージを続けた。
さん…さっきから体がクネクネ動いてますよ。そんなに気持ち良いんですか?」
「あ、はい…とっても気持ち良くて…もどかしいです」
「それは良かった」
 は微笑むと、さらに際どい所を指でなぞる。胸の谷間に舌を這わす。
 (そこじゃなくて。ああ、もう。どうして触ってくれないの…)
 じれったさを増し、熱くなった女の秘所からは、濃厚なシロップが溢れ出した。
 切なそうに眉間に皺を寄せる
「どうしたんですか?何か不満でも」
 は冷静を装って尋ねる。
「いえ…」
「希望があれば出来る限りお答えしますよ」
 の頭を優しく撫でた。
 (意地悪されてるのね…もう駄目、我慢できない…)
 は覚悟を決めると、胸に手を当てて言った。
「あの……恥ずかしいんですけど、乳首を…舐めて欲しいんです」
 静か過ぎる部屋を彼女は恨めしく思った。
「ああ、すみません。さんの胸があまりに気持ち良くてそっちの方を忘れていました…分かりました。たっぷり舐めますからね」
 の左胸の中心に顔を近づけていった。
 舌を出すと、尖った蕾にゆっくり近づけていく。
 (乳首を攻められるのが好きなエッチなあなたは、この刺激に耐えられるかな…)
 の息遣いを胸に感じ、もうすぐ与えられる刺激を想像しては、心躍らせている。
 先端にふぅと息を吹きかけると、一気にぺろりと舐めあげた。
「あぁんっ!」
 は甲高い声をあげて、体を弓なりに反らせる。
 続いてもうひと舐め。
 ここにきてものM心をくすぐるように、緩慢な動きでとことん焦らす。
 (ああ…この刺激、堪らないわ…)
さんの乳首、すっかり固くなってますね。ずっと待ってたんですか」
「いや……」
 に指摘されて、は恥ずかしそうに腰を動かした。陵辱されても、子宮が切なく疼いてしまう。
「…きれいな色形で美味しいよ」
 は口をすぼめると、のまだくすみの少ない乳首を咥えて唇で摩擦した。
 ぬるっ…ぬるっ…
 たっぷり唾液を出してくれているおかげで、滑らかな刺激が堪らない。
 に擦られて、の蕾の表面は固さを増し、弾力のある実に成長した。
 唇を離すと、もう片方の乳首を口に含んだ。は腰を踊らす。
 片手で空いている方の乳首を摘んで小さく弄る。
 きゅきゅっと肉蕾を押すたびに、の愛液を出すスイッチを押しているかのように、とろとろと流れ出した。
 は唇で乳首の横を摩擦しながら舌を尖らせると、先端をチロチロと舐めた。二つの強烈な刺激を受けて、の体は電気が走ったように痺れる。
「あぁぁ…あ…だめぇ……」
 は仰け反り、思わずショーツの上から股間を手で押さえた。
 (思ったとおり、良い反応を見せてくれるな…)
 は満足そうに、彼女の尖った実をしゃぶり続ける。
 結局、30分以上も胸の愛撫をされ続けたは、理性を失いかけていた。
 (こんなの初めて……骨抜きにされちゃう…)
 ゆらゆらと波間を漂っていると、が次の行動に移そうと体勢を変えた。
「さあ、次はさんが一番望んでいることをしますね」
 の脳裏に待ち望んでいた卑猥な映像が再生される。
 ごくりと唾を飲み込んで喉を鳴らした。
 の華奢な脚からショーツを抜き取る。
 薄いピンク色のショーツのクロッチは、の愛液がべっとりついて、濃い色に染まっていた。
さんのパンツ、こんなに濡れてますよ…」
 はショーツの真ん中の部分をに見せつけた。は自分で作ったシミをはっきりと見てしまう。
「やめて…見ないで下さい」
 羞恥のあまり、顔を手で覆った。
 ショーツがびしょびしょになる程濡れたのは、結婚してから初めてだった。
さんの足、すらっとしていて綺麗ですね…」
 の足首からふくらはぎ、太股を愛しそうにそっと撫でた。
 (ああ、ついに来るのね…あなた、ごめんなさい。私どうしても舐められたいの。これっきりにするから許して)
 旦那への罪の意識を感じながらも、の手が中心に触れてく れるのを待ちわびていた。
「早く舐めたいんですけど、これでは出来ませんよ」
 の目が怪しく光った。
「え?どういうことですか…?」
「こんなにぴったり足を閉じていちゃ、舐め犬としての仕事が出来ない ですね」
 はわざと困ったような口調でに告げる。がメールに 「言葉攻めして欲しい」と書いていたことを、忠実に実行しようとする。
「はぁ…」
 の方は本当に困惑していた。
 (恥ずかしいけれど、早く広げて下さい…)
「僕がやるのも味気ないですし、自分で開いてみてくれませんか?」
「えっ?」
 の更なる課題に、彼女は戸惑った。
「嫌なら無理しなくていいですけど」
 の優しい言葉を聞くと、の心の奥深い所に眠っていた心理が働き始めた。
「出来ます」
 そう呟くと、は恥ずかしそうに太股を少し動かした。
 少しずつ彼女の両足が離れていき、隠されていた部分がの目に晒される。
 ベッドシーツの衣擦れの音が互いの性欲を掻き立てた。
 (…さんは真性のマゾなんだな)
 アンダーヘアーの隙間から微かに性器が見える程になると、は動きを止めた。そしての反応を恐る恐る待つ。
 自分のあそこを凝視している
 (どう…?こんなに頑張ったんだから、ご褒美をくれてもいいはず)
 の予想に反して、はさらなる要求をしてきた。
「…それでは、まだ出来ませんね。そのまま膝を立ててもらえます?」
 少しの沈黙の後、は小さく頷くと、膝を上に持ち上げた。
 女性器がさらに広い範囲見渡せるようになる。
 しとどに濡れた陰毛がきらりと光った。
 (こんな…はしたない体勢なのに、どうして私は…)
 の視線を感じて、顔から火が出そうな位恥ずかしさを感じているのに、秘所は火傷しそうに熱く火照っている。得体の知れない 興奮が湧き上がってくる。
 微かに太股を震わせながら、羞恥に耐えているを見て、は感動を覚えた。
「よく出来ましたね」
 の太股をしっかり掴むと、さらに広げて大きくM字開脚させた。
 まずは、じっくり秘所の鑑賞を楽しむ。
 充血して厚くなったピンク色の肉襞が小刻みに震えながら、大量の愛液によっててらてら輝いていた。重なった花弁の上に佇む小さな丸い女の蕾は、舐めてくれと言わんばかりに勃起している。
 クレバスの奥に隠された蜜路は、開閉しながら透明な分泌液を外に送り出していた。
 は桜色に染まった体から欲情を溢れさせていたが、 も彼女の淫靡なオンナを見て、興奮を抑えるのがやっとだった。
 舐め犬としての真価を問われる時がやって来た。
さんのここ、ぐちょぐちょになっちゃって。舐めがいがありますね…」
 の肉襞を手で大きく広げると、大陰唇と小陰唇の間を舌先で下から上に向かってちろちろ舐めていった。
「はぁぁっ……」
 は体をビクっと震わせて喘いだ。
 (くすぐったい…でも気持ちいいっ!)
 の舌は左右の溝をくすぐり、小陰唇を横から刺激しながら、丁寧に舐めあげていく。
 昨日の夜から風呂に入っていないので、尿の臭いやチーズのような臭いがかすかに鼻をつく。
 の舌で汚れを全て取り去ると、次は唾液をたっぷりつけて柔らかくなった花弁をソフトに舐め尽くす。
 薄い赤色の花弁はの舌が触れる度に、歓喜で打ち震えた。
 は目を閉じ、のクンニに意識を集中させて、心から喘いでいた。
 の欲望を煽るように焦らした後に、感じる部分を的確に捕らえて、強い快感を与えてくれる。
 リズムに変化をつけて、飽きさせないようにしてくれる。
 (あぁ―…すごい。素敵…こんなに気持ちがいいなんて…)
 のプロ級の腕前を見せ付けられて、は大きく嘆息した。お金を払う価値がある位素晴らしかった。
 絶え間なくヒクヒク痙攣するヴァギナは、の舌を淫らに誘っていた。
 も限界まで勃起した股間のものと格闘しながら、を攻め続ける。
 肛門と膣の間の敏感な道を、舌先を尖らせて刺激する。
 何度も往復していると、は腰を捩じらせて悶えた。
 (…さんのが欲しい……でも駄目だわ、挿入はしないって約束なんだから)
 は、が物足りなさを感じているのをお見通しだった。
 (ふふ…さん、欲しくなっちゃったんだね。別のもので我慢して もらおう)
 過去に、は多くの女性と会っている。
 のように、挿入はしないという約束を事前にしていても、のテクニックによって、我慢できずに「入れて」とせがむ女性は何人もいた。
 も抱かれても良いと思ったが、旦那への罪悪感からか、あと一歩の所で踏み止まった。
 は舌に力を入れると、の蜜口へと差し入れていった。
 求めているもの程大きくはないが、の中を心地良い刺激で満たしていく。
「ああっ…さんっ…」
「安心して。アレは入れないから」
 愛液のついた唇の端を手で拭うと、は怪しく微笑んだ。
 の蜜でドロドロにぬかるんだ膣内を、指で掻き混ぜ、恥ずかしい水音を響かせた。そうしている間にも、さらなる愛液が指を伝って流れ出してくる。
「濡れやすい体質なんですね」
 が囁くと、は恥ずかしそうに顔を背ける。でも決して足を閉じ ようとはしない。
 の指と舌を使っての愛撫に心を躍らせながらも、核心をつく刺激が得られずに、もどかしさがの全身を包み込む。
 (あそこを舐めて欲しいんだな…)
 の蜜でしわしわになった指を引き抜くと、は主張している蕾に狙いをつけた。
 舌先でツンツンと小刻みに突っついた。
 の白い喉が反り、腰が大きく跳ねた。
「はぁん駄目…駄目…あ、あぁぁぁ―……」
 の膣口が激しく痙攣しながら絶頂に達するのを、は しっかり見届けた。

「大丈夫ですか?」
 は脱力して目を閉じたままのに声をかけた。
「はい……何とか…」
 陰核の刺激によって一度達したが、まだ体の火照りは冷めそうになかった。
「良かったら、もう一度どうですか?」
「…お願いします」
 は彼の瞳をじっと見つめると、もうこの人に全てを委ねても良いと考えた。
 の体を気遣い、今度は無理な開脚はさせないでおいた。
 膨れ上がった蕾を包皮の上から、ゆっくり舐め上げた。
 再びの下半身がきゅうんと甘く疼く。
 皮の奥に隠されているクリトリスの形を確かめる様に、あらゆる角度から舌先で撫でて刺激する。
 (あぁ、いい…この人のクンニ、最高だわ…)
 舌で蕾を軽く叩いたり、ぎゅっと押し付けたり、両側から摘んではパッと離し たり、陰核を刺激するのにこんなにもバリエーションがあったのかと感心させられる。
 唇を使ってちゅちゅっと吸われ、下半身が蕩けてしまいそう なくらい気持ちが良かった。
「声、我慢しなくていいですよ」
 に言われたの口から嬌声が次々と飛び出した。
「あぁぁ…あんっ…いいわっ……」
 唾液をたっぷり出して、蕾の周りをくるくるとなぞられた時は、天にも昇るような気持ちだった。そこだけが、いつもの何倍にも膨張したように感じる。
 のオンナは、の唾液と自らの愛蜜によって全体がぐしょぐしょに濡れていた。
 絶頂への階段を昇りかけると、は蕾からさっと口を離して他の場所を探り、なかなかイカさせてくれない。
 蜜口は恨めしそうにふるふると小刻みに震えて、切なく泣いている。
 は悶えて、の口に突起が当たるように腰を動かしてしまう。
 (あん…お願い…もっと舐めて……)
 は再び蕾をくすぐり、達しそうになると寸前で止めて、は気が狂いそうになっていた。
 (もう駄目…もどかしくておかしくなる)
「何か…不満でも?」
 は蜜口をさわさわしながら、意地悪く尋ねる。
「あ、あそこを舐めて…」
 切羽詰った声のに対して、は冷淡に微笑む。
「あそこってどこですか?」
「・・・・・・」
 は、の顔の前に必死に突き出そうとするが伝わらない。
 耐え切れずに自分の手を股間へ持っていくと、指でその箇所に触れた。その瞬間、体に電流が走る。
 指を当てて激しく動かそうとすると、がその手を掴んで止めた。
「あ、駄目ですよ。自分でクリトリスを触っちゃ。そんなに我慢できなかったんですか…分かりました。さんのお望み通り、イカせてあげましょう」
 が涙目で懇願するように見つめると、の激情を駆り立てた。
 ぷっくりと膨れて今にも弾けそうな蕾を、左右に小刻みに舌を動かして刺激した。
「ああっ…!そう……はぁっ…」
 は恍惚の表情を浮かべて、尻をぶるっと震わせた。
「いつでもイっていいですよ」
 絶頂への扉の鍵を握り締めたのは、何度目だろう。
 の舌の動きが高速に変わった。もう止まることはない。
 膣内が不規則に収縮を始め、手足の先がピリピリと痺れだした。
「あ…もう駄目…イクっ……イっちゃうぅ――…」
 は自ら股を大きく広げると、に押し付けながら昇りつめた。
 激しいオーガズムで、しばらくは言葉も出なかった。

 の体力が回復すると、は再びクンニを行ってくれた。
 恥も外聞も忘れては喘ぎ、腰を揺らした。
 指でGスポットを押されながら、陰核をきつく吸い上げられると、は初めて潮を吹いた。
 の体が動かなくなるまで、舐め犬は幾度となく奉仕した。
 (この人の虜になってしまうかもしれない……)
 1回きりにしようと思っていたのに、欲求不満になる度、にメールを送ってしまうであった。

―――――終わり―――――

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