夕映え 1 (投稿:daru 様)
The afterlight...
その年の3月は妙に薄ら寒くて桜の花の開花は例年より遅れるだろうって報道されてた・・・そんな中をぼくは一人自転車を漕ぎ教官のマンションへ卒論の添削を兼ねて向かってた。
・・指導教官・・・ぼくより8つほど歳上の小柄で理知的な彼女。その日まで、
いや、心の中では、今でも・・・最愛のひと。
部屋の扉を開けると同時に、彼女は子犬のようにぼくの首にかじりつき、強引に唇をあわせてきた。
ぼくは面くらい、玄関口に倒れ込みそうになる。
いつもなら、ぼくの押さえきれない野獣のようなほとばしりを彼女が上手にあしらい、ぼくが唸り果てる、といった様子なのに、その日は逆転していた。

玄関口に倒れたままのぼくの口の中に彼女の激しい舌先が、強い香りと息づかいをともなってまとわりつく。
彼女のタガの外れたような、狂おしい舌の動きにぼくはねっとりと応じはじめた。
「・・ん、んっ・・・」
彼女の口端からもれる息づかいがぼくの頬をかすり、こぼれていく・・・。
彼女は片時も口を離さず、ぼくの上に覆い被さるとぼくの太股を足で挟み込み、強く腰を揺する。
息苦しくなったぼくは、やっとのこと、口をはずすとささやいた。
「どうしたの?きょうは?」
彼女はかすれた声で
「・・・いいの・・・」
とささやくと、また口をふさぎ、それから狂おしいような舌使いで、ぼくの目と言わず、耳と言わずすすり始めた。

############################

ぼくが上半身を起こすと、彼女はちょうどぼくの腰に馬乗りになるように足を絡ませた。
タイトなスカートはもう、彼女のお腹のあたりまで上がり黒いストッキングを透かしたうす水色の下着が丸見えになっている。
彼女は今日までこんな淫らな姿をぼくに晒したことはなかった。

いつも、恥ずかしそうに、その小さな体をぼくのそばにすり寄せ、そっと下着を脱がされていたのだ。
ぼくの指が彼女の谷間に流れると、イヤイヤするように首を振りやがて熱い吐息を漏らしながら、少しずつ脚を開き始める・・・。
吐息は切ないあえぎに変わり始め、彼女はゆっくりと溶けてゆく・・・。

その彼女が、いまは淫らなほど大胆な姿勢で ぼくの腰に絡みついている。
彼女の唇は執拗にぼくを愛撫する。
彼女の唇から伸びる濡れた舌が耳をふさぎ、硬い歯が耳たぶを噛む。
その隙間からこぼれるかすかな香りを含んだ甘い吐息が耳から首筋、肩へと動いていった。

############################

ぼくは彼女の唇を肌で感じながら髪を静かになでていた。
彼女の唇はしばらくぼくの肩の上をためらうように彷徨っていたが肩先まで来るとそっと動きを止めた。彼女の舌先が肩先を甘くつつく。
くすぐったいような電流がぼくの中を走り抜ける。
と、その、次の瞬間、鋭い痛みがぼくの肩を突き抜けた。
「痛っ!」
それは、あま噛みと言うようなものではなかった。 彼女の硬質の歯先が鋭くぼくの肩先をえぐっている。
ふくよかな唇のあいだから切ない吐息とともに一筋の血が流れ落ちた。
とたんにぼくのなかの何かに火がついた。
怒りとも困惑とも哀しみとも違う憤怒にかられ、彼女の上品な白いブラウスの襟元をつかむと、激しく引き開けた。
小さな貝殻でつくられたボタンが八方に弾け飛び、その一つがぼくの頬に当たり胸の上を転げ落ちる。
ブラウスは両腕のところからヒュッという叫び声のような音を上げ二つに裂けた。
ぼくは彼女がぐらりと後ろに倒れ込む、その背中を腕で支えながら背に残っていたブラウスをむしり取り抱きしめる。
反動で、薄いピンク色のブラに包まれた豊かな胸がぼくの胸に密着する。それは、彼女の息づかいとは、まるで別のもののように震え、うごめいている。
その、妖しく震え、隠微にうごめく乳房を強くつかみながらぼくは体を左に反転させた。
彼女はぼくの左後ろの床に両手をつき体をぼくに抱えられながら尻を高く突き出すような姿になった。
彼女の柔らかい尻が黒いストッキングと薄く透けて見える水色のパンティに包まれたまま目の前で淫らに揺れている。

############################

彼女の小柄で豊満な肢体が無防備な姿でぼくの前にさらけ出されている。
 <・・・イタブッテヤル・・・>
いままで、ある種の尊敬と憧憬
ーーーそれは年の離れた姉に寄せるような信頼感と甘酸っぱいあこがれーーー
を彼女にいだき、大事なものを壊さないよう、大切に抱え込む少年のように彼女を抱きしめてきた自分にとって、<いたぶる>という感情が芽生えたのは、はじめてだった。
それは、いちばん大切な自分の宝物を思いっきり床にたたきつけ壊れて飛び散るさまを眺める少年の姿を思い起こさせた。
ぼくは、彼女を小脇に抱えたままその背中を肱で強く押さえつけた。
彼女は体を支える両腕の力を失い、自分の上の中に顔をうずめる。
両腕を床に沈め腰を高くつきだした仔猫のような姿になった彼女の脚をぼくはあぐらをかいた両膝で思いっきり押し広げ、黒いストッキングに包まれたままの尻を力任せにつかんだ。
「・・んぐっ・・あ、あっ・・・」
彼女の痛みをこらえた吐息がぼくの耳に届く。
そうしながらぼくはストッキングを足の付け根まで降ろす。
淡い水色の光沢を帯びたパンティに包まれた尻がピクンと跳ねた。

############################

彼女の丸く柔らかい臀部は薄布に覆われながら静かに息づいている。
ぼくはそれをもう一度強くつかみながら薄布を持ち上げて浮かし、指先で一本の紐のように寄り合わせ彼女の谷間にあてがい軽くひいた。
その動きと共に彼女の秘所が擦り合わされ、あたたかいぬめりがにじみはじめる。
そのあたたかいぬめりのなかに、ぼくは、ゆっくりと指をはわせ、沈めていった。
柔らかな軽い反発と共に押し戻される指。秘かに漏れ出すあえぎ。
ぼくはその秘肉の感覚を指で捉えながら、先端の尖りに薬指をあてた。
その小さな芽は、ぬめりに覆われながら、徐々にふくらみ、尖りを増していく。
「・・ぬ、あっ、あ・・・ん、んっ、 だ・・・め・・・はぁ・・」
ふくらみの大きさに合わせ、あえぎがせつない声に変わっていく。
彼女は仔猫のような、尻を突き出した恥ずかしい姿勢のままゆっくりと尻を振り始めた。
切なさと羞恥の感覚が、彼女の中でせめぎ合い、本能的な腰の動きに伴奏されながら、かってない官能の世界へと誘われていく。
ぼくは、水色の薄布をそっとはいでいった。

############################

彼女の小さな芽は潤いにみたされ百合のつぼみのように膨らんでいる。
ぼくは、そのつぼみを軽く愛撫しながら、剥き出しにされた豊かな尻を眺めた。
ぼくの指の動きにあわせてゆっくりと振れるその丘の尾骨のあたりから、ちいさな谷間が始まり、徐々に傾斜を増しながら、やがて深い谷間へと続いていく。
その深まりの始まりあたりに可憐な野菊の花が、硬いすぼまりをみせて、秘かに息づいていた。彼女のもう一つの秘蜜の花園。硬く閉ざされたエイナス....
禁断のアナル。そこから谷間は急に狭くなり、熱いぬめりを帯びた沼地となり、そして、その、奥まりに赤い百合のつぼみが、激しい息づかいと共に震えている。
ぼくの左手の中指は谷間の入り口からゆっくりと柔らかい大地をなぞり、下って いった。
ぼくの指が野菊の硬いすぼまりに触れたとき、彼女の体は、電流が走り向けたようにぴくんと硬直した。
「だ、だめっ...そこ、は、..イ、ヤ...」
以前のぼくなら、すぐに引いたかもしれない。でも、いまのぼくは違っていた。
起きあがろうとする彼女の背中を左の肱で強く押しつけ、彼女を元の姿勢に押し戻し同時に、右手の指で彼女の百合のつぼみを強く開き、つまんだ。
「あっ・・くっ・・ん、ん・・・」
おびただしいぬめりが沼の中からわき上がり、彼女は強く尻を突き上げた。
百合のつぼみは激しく膨らみ、赤い真珠のように転がりでた。。

############################

ぼくのなかに巣くった獣が、この時、殻を破ってはじけ出た。 ぼくは姿勢をかえ、彼女のせり上がった腰を後ろから抱くと、 おびただしいぬめりを帯びた彼女の秘所に、猛り狂ったぼくの分身を押し当て 彼女の腰を引き寄せた。
暖かいぬめりがぼくを押し包みずぶずぶとはまっていく感触。
彼女の第2の口がうごめきながらぼくをくわえこんでいく・・・・。
ぼくは飲み込まれそうになるのを必死にこらえながら、腰を、大きく引いた。
彼女の奥へ奥へと送り込もうとする秘肉の動きに逆らいながらぼくの分身は抜けかけた、その一刹那、こんどは、力を込めてぬめりの中に一気に突き進んだ。
「・・くっ・・・あっ、あっ・・」
彼女の秘密の泉のぬめりは外まで満ちあふれ、巨木の根本までぬらし、くわえこんでいる。
ぼくは彼女の尻をつかみ谷間を押し広げながら大きく腰を揺さぶり、彼女の奥深くまで犯していった。目の前に閉ざされたまま濡れている硬いすぼまった野菊の花が可憐に揺れていた....

############################

「...彼女を犯す・・・」
この言葉が腰のあたりに繰り返して反芻され、ぼくの分身はかってないほどの怒張をみせている。ぼくの一突きごとに彼女の赤みを帯びた尻が突き上げられ その高さは徐々にせり上がる。
「あぁぁぁ・・・あぅ・・あっぁ・・・つい・・て・・もっっ・・と・・」
彼女の口からいままで漏れたことのないあえぎがこぼれる。
ぼくは我を忘れ野獣のように突き上げる。
「あぁ・・・・・ああぁ・ア・ア・ア・・・・いっ・・・ぃぃ・・くっ」
彼女の腰はそれまでにないほど高く突き上げられ、乳房はもうほとんど自分の膝に接していた。
「はぁん・・・・・っはぁ・・・はっはぁはぁ・あぁ・・・・ああん・ああああ ・・」
彼女の口から悦楽の絶叫がほとばしり出、全身を激しく振るわせるとひときわたかく腰を突き出し、それから、ぐにゃりと崩れた。
・・・失神した彼女の熱いぬめりの中に、ぼくは獣のほとばしりを噴出した・・・。
どくどくと流れ出るぼくの中の獣とともに、ぼくは彼女の背中にのし掛かりその柔らかい感触とほのかな香りをかぎながら、静かに目を閉じていった・・・。

############################

いったいどれぐらい時間が経ったのだろう。まどのそとは、もう夕暮れを迎えていた。
一面のガラス窓から差し込む、夕映えの光りが、ぼくと彼女を照らしている。
夕日に赤く染まった彼女の裸体が、やけに美しかった。
ぼくは、まだ、意識のない彼女の体を抱き上げると彼女の寝室まで運びベッドに横たえ、脚にからむ薄布やストッキングを優しく剥ぎ取った。
うつぶせのまま、全裸で横たわる彼女の姿は無類に美しい。
スタイルがいいわけでもなく、ずば抜けて魅力的でもない彼女の体型だが、そこには、確かに女神が宿っている、ぼくはそんな気がしていた。
彼女はまだかすかに寝息をたてている。
ぼくはその横に横たわり、背中をそっと愛撫した。
肩から背中にかけてのなだらかな曲線。そこから盛り上がっていく尻の柔らかさ。
ぼくはいつまでもこのまま彼女の背中をなでていたかった。
このまま時間の息がとだえ、永遠にここに取り残されたとしても決して後悔はしなかっただろう。



秘密の液体で潤うエッチ

女性のための官能小説・目次