倒錯のキャンパス (1) 投稿:みさと様 名前変換 
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 桃香は都内の美術大学に通う20歳の女子大生、フランス美術史を専攻している。
桃香は大学では綺麗というよりはキュートという言葉がぴったりの長沢まさみに似たかわいいおんなの子であった。
 充実した学園生活を満喫してはいたが、半年ほど前に彼氏と別れて以来、若さゆえのほとばしる性的欲求を十分に満たすことができず、毎晩携帯でエロ動画をおかずに妄想オナニーに耽っていた。
 そんなある日、桃香に友達からアルバイトの誘いがかかった。イメージクラブのバイトである。桃香は最初はためらっていたが、バイト代を稼ぎたかったこと、自分の性的欲求をもしかしたら満たせるかもしれないという強い好奇心からバイトをつい始めてしまった。
 だが、いざイメクラで働いてみると、意外とこの仕事が自分に合っていることがわかってきた。
 桃香は高校生の頃から、勝ち気な性格であったため、S願望が強かったのだ。男性をちょっといじめてみたいという欲望がすでに芽生えはじめていた。
 その欲望にイメクラという仕事が火をつけるとは、桃香自身も全く気が付いていなかった。次第に桃香はイメクラにのめりこんでいった。
 ある日曜日の午後、桃香は勉強の気晴らしにひとりで上野の東京都美術館にでかけた。その日は日仏現代美術展が開催されており、フランス美術史を専攻する桃香にとってまたとない美術鑑賞のチャンスであった。
 会場でいろいろなフランス現代アートを見てまわるうちに、ちょっと疲れた桃香はギャラリー内に設けられた黒と白のツートーンカラーのアートソァーでパンフレットを読みながらゆっくりとくつろいでいた。
 何気なく外を眺めると、桜の花が咲き乱れ、和風仕立ての池の水面には散り始めた桜の花びらが蝶のように舞いながら、静かに落ちて、いかにものどかな春を感じさせていた。
「あの、失礼ですが・・・」
 突然、桃香は誰かに声をかけられた。ふと見上げるとそこには長身の若い男性、英二が立っていた。
「はい」
 英二は芸大の3回生であった。
「フランス美術に興味があるんですか?」
「はい、わかります?」
 英二は桃香のつぶらな瞳をじっと見つめて言った。
「実は、僕も美大生なんですよ」
「そうなんですか」
「偶然ですね」
「どこの大学ですか?」
「東京芸大です」
「えぇ、わたしは多摩美です」
「そうですか」
 ふたりは思わず意気投合した。
「じゃ、良かったら、これから美術展をご一緒しませんか?」
 桃香は思わず英二に微笑んでいた。英二にはなにか女性を無意識のうちに引き付けてしまうだけの不思議な魅力があった。
「そうですね。じゃあ、一緒に」
 ふたりはさまざまな油絵を見ながらお互いの芸術観を語りあった。
「僕はこの絵がなかなかいいと思いますが」
「そうですね。ちょっとクロード・モネの睡蓮を連想させますよね」
 フランスの片田舎の田園風景を思わせる絵画が大きなキャンバスに油絵のタッチでダイナミックに描かれていた。
 しばらく、絵画を鑑賞したふたりは、美術館のカフェテリアでお茶を楽しむことにした。
「いらっしゃいませ。なにになさいますか?」
 ウェイターがふたりに注文を聞いた。
「僕はウインナコーヒーをお願いします」
「わたしはレモンティーを」
 カフェテリアはイタリア建築を思わせるアンティークな雰囲気に作られ、ビバルディーの協奏曲「四季」が静かに流れていた。
「絵を鑑賞しながら、クラシック音楽を聴くのもなかなかいいもんですね」
英二はコーヒーを飲みながらそう言った。
「そうですね、絵画とクラシック音楽はとっても似合っていますもの」
 ふたりは打ちとけてお互いの大学生活のことも語り始めていた。自分がなぜ美大を選んだのかなど、私生活のことも話していた。
 桃香は自分がバイトでイメージクラブの仕事をしていることを英二にこっそり話した。
「実はわたし、バイトでイメージクラブで働いているんですよ」
「へぇ、そうなんですか」
「どんな仕事なんですか」
 「うーん、一言では言えないけど・・・」
 英二は一瞬、桃香の言葉に驚いた。桃香の知性・教養とイメクラのギャップが強烈なインパクトを英二に与えたのであった。
「よかったら、一度、遊びに来ませんか?」
「はい、是非ともいってみたいです!」
 こうして、英二は桃香の誘いでイメージクラブにいく約束をした。

 第二話

 英二は約束通り、二週間後、桃香のイメクラのお店に遊びにきた。
 お店はかわった性癖のお客様を女王様が刺激的なプレイで楽しませるというものであった。
 お店の中は静かなムード音楽が流れる中、アンティークな大きな鏡があり、アロマキャンドルが焚かれていて不思議なムードが醸し出されていた。
 英二は部屋でひとり桃香を待っていた。しばらくして桃香が現れた。
 芸術肌でまじめな英二にとって生れてはじめて体験するイメクラであった。
「英二さん、よくいらしてくれました」
「今日はわたしが英二さんを倒錯の世界にご案内いたします」
 英二は桃香のコスプレ衣装の変身ぶりにひどく戸惑っていた。黒のガードルを下半身にまとい、女王様のいでたちで桃香は英二の前に現れたのである。
「えぇ、ほんとに桃香さんですか?」
「はい、桃香です」
「さぁ、英二さん、洋服を脱いでください」
 英二は洋服を脱いでパンツ一枚になった。
「さあ、ベッドに横になって下さい」
 英二は桃香に誘導されるままベッドで仰向けになった。
 桃香は微笑みを浮かべながらゆっくりと英二に近寄った。
「いらっしゃい、変態くん」
 そう言いながら、桃香は英二の下半身に寄り添い、英二の瞳をじっと見つめると、両手で英二の顔を撫でながら微笑んでみせた。
 そして、豊満な胸を英二に摩りつけながら
「やっぱり来ちゃったのね。 変・・態・・くん・・・・」
「また私にいじめられたくて会いに来ちゃったんだ」
「ほんと、変態だよね」
「あーん」 思わず英二は桃香の色香に洗脳されるように恥ずかしい声をあげていた。
「だめな子ね」
 桃香は英二の乳首を指先で焦らしながら撫でていた。
「もう、病気だね」
「す け べ で、病気な 変・・態・・くん・・・」
「あぅ、ごめんなさい」
 英二は桃香の迫真のイメプレに圧倒されてしまい、もうすでに仔猫のように言いなりになっていた。
 桃香は英二の乳首を摘まみながら股間にそーっと手を伸ばした。すると、英二の若々しいしなやかな裸体がビクンと反応して震えた。
「どうせまた、ザーメンいっぱいためてきたんでしょ」
「ためてきました」
、弄られたくてしょうがないんでしょ」
「でも、だめ!」
 英二は焦らされながらも股間が熱くそそり立ってくるのを感じていた。
「やだ・・・」
 英二は桃香に思わず抱きつきそうになった。
「まだ、触ってあげないんだ」
「もう、いじわる」
「だめ!自分でやんなさい!」
「えぇ、自分でですか?」
「そう、自分でしごいてオナニーするのよ」
 英二は女性の前でオナニーしたことがなかった。恥ずかしさで動揺を隠せなかった。
「だめ!ほら、パンツ脱いで!」
 そう言いながら、桃香は英二のパンツをゆっくり脱がした。

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