フランス一人旅 (小春日和さん) 昨年の思い出が恋しくてまた欧州へ来てしまいました。 前はミュンヘンでしたが、今度はパリへフランスの飛行機を使って。 パリはゴ−ル空港へ。やはり期待通りフランスの航空会社は一寸 おしゃれですね。 パリはオペラ通りに在るHOTELへ。窓からは オペラ座が見えています。 パリの夜は長いとかで私も長いシャワ−で体のすみからすみまで洗って一寸大目の香水を裸の体に。 バスロ−ブはとっても気持ちが良かった。 さっきこの近くのお店で買ってきた下着を着ているときに何にかゾクッと感じてしまったのは、初めてのタンガと前留めのブラのせいでしょうか。 お化粧を済ませてロビ−に行くとどこかの旅行会社の団体が着いたのか大きなバスが玄関前に来ていました。 TAXIを待っているとリドがどうのこうのクレ−ジ−ホ−スが どうのこうのと話している日本語が聞こえています。 やがてTAXIが来たので 英語ができるかと聞くと「ノン」でした。 では何語かできるか聞くと意外に“ジャポネ”とのこと。 何でも日本のある学校でフランス語の助手をしていたのこと。 今は日本の旅行社でアルバイトしていると。 彼のお勧めでブロ−ニュの森の中にあるレストランバ−に案内されました。 地元の方々が行くところだそうですが,高級なので英語もできるそうです。 運転手の彼がアラブ系は声を掛けられても ,,,, どうせパリに居るのだからパリジャンを...て言っていたのを思い出 しました。 ギャルソンが庭側の4人がけのテ−ブルに案内してくれました。 2人向けは席が空いてないそうです。 一人で座るには一寸さびしいな? 一通り注文をして待っていると、中年の紳士が息子さんご夫婦と入ってきて席を探しているのが分かりました。 しばらくするとその若い奥様風の女性が私のところに来て同席しても良いかと尋ねてきました。 別に反対する理由見ないので「シルブオウレ」というと皆さん席に来て、「メルシ−」ですって。 色々お話をしている皆さん、でも私はフランス語は駄目ですので・・・ すると息子さんが英語で話しかけてきました。 その紳士は 彼女のお父さんで今日は50歳の誕生日。 奥様は別居されて別の男とスイスに住んでいて、彼はいつもはカンヌに居るそうです。 私はカンヌ はまだ言ったことが無いことなどを話して、夕食は終わり帰り際に。 「貴方も一緒にショ−を見に行きませんか?券も一枚残っているので」と進めてくれました。 皆で息子さんの運転するロ−ルスロイスでパリ抜けて町外れのお城へ。 そこには 同じような高級車が沢山泊まっていてお庭から音楽と光がこぼれています。 私たちの車はポ−チヘ車から庭まで100mはあるかしら。 メイド以外が居ないのは一寸不思議です。 庭に出ると 息子さんのお兄様と言う男性が挨拶してきました。 彼の 隣にとても美しい女性がいて彼のお父さんにキッス...二人は腕を取ってバルコンへ。 そして私は彼にエスコ−トされてバルコンへ。 庭に出ると一斉に花火が上がり、ハッピ−バ−スデーですって。 彼のパーティーだったんです。 いろんな方に紹介されました。政治家、経済界、日本領事もいらっしゃいました。 後で領事さんからどんな関係かきかれたのだけれどうまく流しておきました。 パーティーも遅くなり彼ジャンにそろそろ帰りたいとのことを伝えると、 一寸困った顔で、此処までTAXIもこないし、今運転手も... 「では僕が送るから一寸待っているようにいわれ」隅に座っていると 仕度をした彼がお父様ときて、「是非私に カンヌまで来ないか」って。 別に日程は自由なので約束をしてお別れ。 彼の車でParisに向かった私です。 ジャンは独身で,まだ結婚も同棲もしたくないって。彼、私のこと誘っているのかしら? A1を抜けてペリフェリック経由でPari sに、シャンゼリゼ通りを抜けてオペラ座通りへ。 HOTELにつくと彼がカフェ−に行こうって、お礼のつもりで「ウイ」って言ってしまいました。 カフェ−で彼が私の手を握ってきました。 大人げも無いのでそのまま彼の話も来もそぞろに聞いていると一寸よったのか しら。 彼の腕に抱かれてHotelの前でお別れ。 彼にはかわいそうだけど此処 まで....でお別れしました. その後2日後目セ−ジがあってお父様の車が私をピックアップルブ−ジェ空港へ。 小型のジェット機でカンヌへ,スイスを 左手に見下ろしながら、 空港からヘリコプタ−でお父様のお家に直接着陸しました。 彼ジャン2世が迎えてくれました。 お家に案内され、あのときの女性が迎えてくれました。 そして彼女が案内してくれたのはとても大きなお部屋で地中海が見えています。 隣はジャン2世のお部屋とのこと、彼女の部屋は離れにあるとのこと、貴方は 彼の... 聞こうとおもったらジャンは彼女のお父さんよ、て笑っていました。 そしてお父さんはどうしても貴方ともう一度会いたいって、そしてお兄さんがParisに私を送ったときにあのドンファンは失礼なことをしなかったって問いただして居たそうです。 その夜は皆で夕食。お庭で,気がつくとお父様と二人きりなんです。 彼は私を30歳初めと思っていたようです。 本当のことを言うと彼は子供のようにはしゃいでいました。 なぜ?手聞く私に この夢は....私にはわからずじまい。 そしてその夜、彼がわたしにひざまずいて、貴方を抱きたいって。 一度だけでもいいから彼の腕の中で陶酔してして欲しいって言うの。 そして本当に優しく肩を抱かれているのに気がついたのは もう二人でバルコンに沿うように海を見ている私でした。 私も大人の女。 愛だ 恋だ 体をとられたなどと言う年でもありません。 縛られる相手もいないし、彼のワインの味の口付けとその唇をオ−プンカットのドレスの背中に感じたときは今夜は彼の胸の上で陶酔することを自分も望んでいました。 その夜は月の光の中でカ−テンがそよぐ彼の部屋で つま先から こめかみまで、彼の唇と指が、 私のそこには彼の...が、 もう 私をしっかり刺して私はダイバ−にモリを打たれた魚のようにぐったり。 逃げようのない、逃げたくない私が居ました。 彼は朝まで何度も何度も私を陶酔の世界に送ってくれました。 目が覚めると彼はおきていて、モンシェリて呼んでくれました。 そして、とても忘れがたい言葉をくれました。 それは女は可愛くなくてはどんなに美しくとも私は愛せない、どんな頭がさえても幸せにはなれないのではないか。 彼の奥様は今スイスである俳優の彼女になって話題になって居るそうですが、 実はその俳優は彼の会社のCMで有名になったそうです。 そして来年からは新しい俳優が起用されることを知っているのは彼と広告会社だけで..。 私は貴方は奥さんを許すの?て聞いてしまったら、彼の答えは喜代子が望むならする、 でもお前が私のそばに居てくれること、それと奥さんが離婚を認めること、 そして喜代子がマダムになってくれることが条件ですって。 女は不思議でこんなとき女同士の気持ちと、私が喧嘩しているみたいです。 でもその信念が、夜毎彼の唇と彼の...に刺されるたびに弱っていくのは女のサガでしょうか? 彼は昼はもちろん夜も強くやさしい男の方なのです。 7月のある日気晴らしにカンヌへショッピングに行ったのですがあのお兄さんに町でバッタリ。 そして彼が私に“ママ”と呼ぶようになって居たのは皆さんに分かってもらえますでしょうか。 ---------------End-------------- 女性のための官能小説メニュー |