癖になりそう 1 (XXteaの続き)

 先日、軽井沢のホテルにて、媚薬を使ったセックスを思う存分楽しんだ慎也と亜由美はそれ以来、媚薬を入れたお茶やワインを飲んでエッチすることが度々あった。
 それを飲むと自然と体が熱くなり、疲れていても下半身は元気になってしまうのだった。
 互いに気持ちの良いエッチができるので、最後の一滴まで大事に使った。
 媚薬が残り少なくなると、慎也はインターネットのお店で新たなグッズを探していた。

 ある日、風呂から上がってくつろいでいる亜由美に、慎也はあるものを見せた。
「亜由美、これ何だか分かる?」
 それは小さなボトルで、パッケージにはピンクの花柄の模様があった。
 女性用の化粧品にも見えるが、勘のいい亜由美は気付いた。
「分かった。また媚薬買ったんでしょ?」
「当たり。でも今度は飲むやつじゃないよ」
 ボトルの蓋を開けながら慎也が言った。
「じゃあ、どうするの・・・?」
 亜由美は興味津々になって尋ねる。
「亜由美のあそこに塗るんだよ」
「あそこってどこ?」
「そんなことまで言わせたいのか・・・。おまえはスケベだな」
 慎也が意地悪く笑って言った。
「だって色々あるじゃない・・・」と亜由美が軽く拗ねると、慎也は亜由美の耳元で小さく囁いた。
「亜由美のクリトリスだよ」
 すぐさま亜由美の体が反応し、淫心を呼び起こす。その部分に急速に血液が流れ込む。
 最近の亜由美は、媚薬を使わない時でも以前より感度がよくなった気がする。エッチなグッズを使うことで、セックスをプレイとして楽しむことができ、開放的な気分になり易くなったのだろう。
 慎也は媚薬を亜由美に渡すと、トイレで塗ってくるように指示した。
 亜由美はドキドキしながらトイレに入った。
 匂いを嗅ぐとかすかにバラの香りがした。ボトルの側面の説明には、『性行為の前に、自分の性感帯に適量を塗布する』と小さな文字で書かれてあった。
 亜由美はショーツを下ろして、右手の中指に2、3滴、ジェル状の液体をとった。左手で大きな襞を開き、目的の場所に指を探り当てた。新しい感覚への期待からか、既に亜由美の秘裂は透明の粘液で覆われていた。
 自らの液体と混ざり合うように、尖った花芽にジェルを塗りこんだ。
「んっ・・・」
 甘美な刺激が密集した神経に伝わる。快感に任せてそのまま擦ってしまいたい衝動を我慢して、亜由美は何事もなかったようにトイレから出た。
「ちゃんと塗った?」
 何も変わらない様子の亜由美をちらっと見て、慎也は確認した。
「・・・書いてある通りにやったわ。それでこれからどうするの?」
「亜由美が望んでいることをするんだよ」
 慎也は亜由美をベッドの上に組み敷いた。

 何か変な感じがするわ・・・。
 慎也の心地良い重みを感じながら、亜由美は媚薬を塗布した部分に違和感を感じていた。茂みの奥に隠された一点が、ジンジンと熱を持っているような、こそばゆいような感覚がする。
 慎也はいきなり舌を繋げるキスをしながら、溢れ出した唾液を亜由美の中に送り込んだ。亜由美はミルクを欲しがっている赤ん坊のようにそれをゴクゴク飲み干す。
 唾液によって瑞々しく潤された亜由美のぷっくりした唇は、女性の秘所であるかのように慎也を誘惑し、興奮を掻き立てた。
 互いの呼吸が不規則に乱れ始め、官能の世界へと足を踏み入れる。
「何か・・・亜由美の体熱いぞ。もう興奮してるのか?」
「そんなことない・・・」
 自身の欲情を悟られたくない慎也は、亜由美を恥らわせるように攻め立てる。媚薬でのエッチを想像して、股間を膨らませながら商品を選んでいるのは慎也だというのに・・・。
 しかし、亜由美の新しい快感を求める気持ちも貪欲だった。
 慎也が胸の尖りを口に含むと、亜由美は体を反らせていつも以上に喘いだ。
「あんっ・・・・あぁん・・・あぁぁ・・・・・・」
 もっと舐めてと言わんばかりに、乳首を固くして慎也の口元に突き出す。
 胸の感覚は下半身と連動して、面白い程正確に反応した。
 陰核は慎也のそれに負けない程充血し、割れ目からは、じゅくん・・・と濃密な液体を溢れさせていた。
 普段から、亜由美は乳首を弄られると感じる方だが、今日は特別敏感になっている。
 少しずつ尿が出ているように、急速に濡れるのを感じた。
「いつもより反応がいいな・・・」
 亜由美の下腹部に唇をつけながら、慎也はさらなる乱れを期待する。
 慎也に焦らされている亜由美の淫欲は、媚薬を塗った部分だけでなく、女性器全体を包み込むように支配していた。早く受粉させようと、雌しべは甘い蜜を分泌している。

 慎也の指が亜由美の香り立ち込める茂みに到着する頃には、既に臀部の方まで透明な液体が流れ落ちていた。
 慎也はそれに気付くと、亜由美の内腿を撫でながらさらに焦らした。
 亜由美は早く触れて欲しいために、自然と太股が開いたり閉じたりしている。
「自分で足広げてみてよ」
「いや・・・」
 僅かに残っていた亜由美の理性が邪魔をする。
「じゃあ、これ以上は触らないからな」
 亜由美は切なそうに目を潤ませ懇願するように慎也を見つめたが、慎也は断固として中心に触れようとはしない。
 じっとしている慎也を見て、亜由美はとうとう諦めた。太股がわずかに震えながら開き始めた。
 15センチ程開くと、動きが止まった。茂みの奥に、うっすらと赤い唇が見えている。
「そんなんじゃだめだ。もっと開いて」
 慎也はさらに開くように命じた。
「慎也のいじわる・・・」
 目頭に涙を滲ませた亜由美は、意を決して慎也の前に曝した。
 充分に熟した果実は、割れた箇所から密を垂れ流し、てらてらと光っていた。
「どうなってるか自分で分かるか?」
 慎也に尋ねられた亜由美は静かに頷いて言った。
「いつも以上に濡れちゃってるでしょ・・・」
 恥ずかしい言葉を口に出してしまう自分がいる。
「濡れてるなんてもんじゃないぞ。お漏らししてるみたいに・・・」
 淫らに笑う慎也に亜由美は反論した。
「馬鹿っ!これは媚薬のせいだからね」
 媚薬に濡らす効果がある成分が入っているのではなく、単なるプラセボ効果かもしれないのだが・・・。

 亜由美の乱れぶりを見て我慢ができなくなった慎也は、入り口からこぼれ出している密を卑猥な音を立てて啜った。
 じゅる、じゅる・・・と粘っこい音が響き渡る。
 気持ちよくしてもらうために恥辱に耐える亜由美。
 慎也は尖らせた舌先を密壷に押し込んだ。
「あっ・・・あんっ・・・」
 待ち望んだ異物の挿入に、亜由美は恥ずかしさも忘れて声を漏らした。
 粘膜同士が絡み合い、気持ちを緩んでいるのに体は意志に反して締め付けた。

 頑張って足を開いた、ご褒美をやろうか・・・。
 慎也は舌を抜くと、充血している突起物をちょんとつついた。亜由美の体にビビっと電流が走る。
 慎也の舌戯に体を捩じらせながら、恥裂からは淫らな涙を流し続ける亜由美。
 それは慎也の口元をも濡らし、濃厚な香りのする女の部分をぴちゃぴちゃと恥ずかしい音を立てて、丁寧に味わった。
 はしたない水音を聞くと、亜由美の子宮はきゅんと疼き、慎也自身が恋しくなってしまう。
「ねえ・・・そろそろ、あたしにもさせて・・・?」
 そっと慎也の髪を撫でた。
「・・・ああ、そうだな。やってもらおうか」
 慎也は少し名残惜しそうに亜由美を見ると、下半身から顔を離した。
 亜由美は枕元に置かれていた、さっき自分に塗ったボトルを手にとった。
「何だよ。まだ足りないのか?」
「違うわ。これは慎也にも塗るの」
「えぇ?」
 慎也は怪訝そうに亜由美を見つめる。
「別に男は使っちゃいけないなんて書いてないでしょ。塗ったらとっても気持ち良くなるから・・・ね?」
 亜由美は慎也のスウェットの上から硬起したものを上下に撫でた。
「うっ・・・、分かったよ・・・」
 気持ちよくなると聞いて、慎也は少し期待を寄せた。淫靡に動く亜由美の手の下で、より一層熱くたぎり始めた。

 亜由美は慎也の服を全て脱がすと、掌にたっぷり液体を準備した。それを少し高い位置から慎也の亀頭めがけてゆっくり垂らした。濃厚なジェル状の液体が竿を伝って黒い茂みまで流れ落ち、敏感になっている慎也の物を潤す。
「冷たいな・・・。でも何にも変わらないぞ?」
「焦らないで。ちょっと時間がかかるのよ」
 亜由美は、液体が陰茎全体に薄く広がるように優しく撫で回した。
 たっぷりと濡らされたものを滑らかにしごかれる感触に、慎也は体をビクッと震わせた。
 ドクドクと激しく脈打つモノは、ぬちゃぬちゃと亜由美の手の中で卑猥な音を立てながら、限界まで膨張していった。
 慎也もいつもと違う性感を覚え始めていた。じわじわと熱を帯びて、思わず腰を突き上げたくなり、奥から熱いマグマが噴き上げて来そうな感覚がある。
 これは相当危ないぞ・・・。
 調子に乗って、先端をクニクニ捏ねて弄んでいる亜由美の手を制止させた。
「やってくれたな・・・」
「どう?気持ち良かったでしょう?」
 小悪魔のようにくすっと微笑む亜由美を見ると、今すぐに貫いてしまいたい衝動が慎也を襲った。
「ああ・・・よく分かったよ。今度は俺の番だからね」
  亜由美を乱れさせるために媚薬を買ったのに、このまま攻められて終わるのは男のプライドが許さない。

「四つん這いになって尻を突き出せよ」
 慎也が指示すると、亜由美は躊躇いながらそろそろと獣スタイルになった。
 全部見えちゃってるのかな・・・?恥ずかしい。
 後ろに慎也の視線を感じて、ゾクゾクしながらも興奮を覚えていた。
 亜由美の柔らかな白い臀部の中心には、薄暗い森林が並び、その上には菊の花が時折微動しながら存在していた。慎也はじっと眺めながら、イジワルなことを思いついた。
 仕返しとばかりに、掌に大量の媚薬を落とす。それを、今まで決して触れる事のなかった箇所、すぼまりに液体を擦り付けた。
「ちょっと!どこ触ってるの!?」
 異変に気付いた亜由美が腰を引こうとしたが、慎也はがっちりと押さえて離さない。皺の一本一本に入り込むかのように、指先で丁寧に塗りこむ。
「だめぇ・・・」
 膣とは違った感覚で、むず痒いが、決して悪くはない。むしろ、禁断の箇所を触られる背徳感によって、痺れるような快感が沸き上がってくる。
 亜由美のアヌスがヒクヒクと収縮するのを楽しんでいる慎也。
 亜由美の膝は小刻みに震え、前からも分泌液がとめどなく溢れ返っていた。
「おっ・・・まだ倒れられちゃ困るな・・・。そろそろ欲しい?」
 後ろを振り返った亜由美は、潤んだ目で慎也を見て、首をコクンと縦に振った。

 緑色のゴムできつく締められた慎也自身を蜜壺の入り口に当てると、少しずつ侵入させて行った。
「はぁぁん・・・」
 充血によって成長したカリ首がにゅるっと挿入されると、亜由美は思わず声をあげた。
「今日の亜由美、すごいぬるぬるしてる・・・それに、締まりがいい」
「媚薬のせいだよ・・・」
 亜由美には後ろの穴を攻められた余韻が残っており、異物が入ってくるときゅきゅっと締め付けた。
 複雑な襞に絡まれて、慎也も気を抜けばすぐに達しそうになっている。
 慎也は深く息を吐き尿道の筋肉を緩めると、激しく腰を打ちつけた。亜由美の奥深くに衝撃が走り、赤い洞窟は忙しなくうねり始めた。
 慎也は高ぶりを少し引き出すと、亜由美の後ろの穴に指で触れた。
「いやぁ・・・・・!」
 亜由美が嬌声をあげると、すぼまりがきゅっと締まると共に、蜜口はさらに強く収縮した。
「ううっ・・・亜由美の新たな性感帯を見つけたな」
 慎也は苦しそうに言うと、大きく腰をグラインドさせた。
 結合部からは蜜液が大量に溢れ出し、慎也の球体までも濡らしてしまう。卑猥な湿った音と、切ない声が混ざり合う。慎也も熱い液体がせり上がってくるのを感じた。
「あっ・・・いっ・・・イキそうっ・・・・・・」
 倒れそうになる身体を必死で支えながら、亜由美が叫んだ。
 慎也が奥深く突き上げた次の瞬間、亜由美の下の唇はわなわなと震えだし、一気に頂点へと駆け上った。
 それと同時に、慎也もエクスタシーに打ち震えながら熱い樹液を放出させた。
 力を無くした亜由美がその場に崩れ落ちる。指先はジンジンと痺れ、酸欠状態で頭が働かない。
「もうダメ・・・」
 慎也も息を切らしながらベッドに横たわった。
「激しくして悪かったな・・・。でも亜由美がアレを俺のに塗ったから大変なことになったよ」
 放心状態の亜由美にキスをすると、亜由美は軽く微笑んだ。
「やばい・・・癖になりそうだよ・・・」
 一気に半分程減ってしまった媚薬がベッドからコトリと床に転げ落ちた。

―――――終わり―――――

【あとがき】媚薬のお話第2弾でした。 初めてアナル攻めを書いてしまいました。亜由美と慎也のように、攻めて、攻められる関係って良いですね(^_^)どっちが早くイカせられるか競争してみるのも良いかもしれません。

秘密の液体で潤うエッチ

女性のための官能小説・目次

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